不機嫌病棟

父の入院

入院して麻酔からやっと目覚め少しづつ回復してきた父でしたが

その頃から、

父はあまり笑った記憶がないのでした。

 

父は朝から他に楽しみもないのでずーっと私たちが来るのを待っていたのでしょう。

 

私は、たまにきているので実家の草むしりしたり、普段母ではできない場所の掃除をしたり、洗濯やら食事作ったり、父に持っていくものの買い出しに行ったりしているので、気づくと毎日午後2時頃なのです。

 

だから朝からずーっと待っている父としては

何だよ!遅いじゃないか!!

なのだと思います。

 

私はたまに来ているだけだし、すぐに帰る身ですので、さして父の怒りに反応しません。

 

でも

 

この頃から、日常的に突然怒鳴ったり、

不機嫌になることが多かったそうで

 

 

父は食事はまあ食べる日もありましたが、

美味しそうなことは1度もなく、

無口な人でしたが、たまに発する言葉はほぼ文句でした。

 

ですが!

 

当時同じフロアの隣の隣の部屋に

もっともーっと不機嫌な老人がいて

 

もちろんナースコールも押しまくり。

病院のスタッフはたまらないと思いました。

 

新しくてきれいな明るい病院でしたが、こういう声がひっきりなしに聞こえ始めると、途端に暗く息の詰まる空間になりました。

たいへんな職場です。

 

病院の人たちが、こうした中でも人知れず頑張ってくれるから成り立っている世の中なんだと、このときはしみじみ感じました。

 

普段見えないかけれど、思い出さないと思っています。

 

 

 

 

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