ほかの子と手をつないだ話

お兄ちゃん幼児期

お兄ちゃんが2歳半の頃、近所で

「発達障害児を持つ親の会」

という表札を偶然見つけました。

 

当時はネットなども一般的でなく、図書館に行っても自閉症などの療育のしかたについての本が見つかりませんでした。(ま、その頃療育という言葉すら知らなかったですけど)

 

ほんの数冊あった関連本は、ほとんどが専門書で

自閉症、発達障害は親の育て方のせい

と書かれていて

「そうかも知れない」

と思ったものです。

 

だって私、そんなに立派な親でもなかったし、突っ込まれればダメなところは山ほどあったから。

 

いつも歩いていた帰路の途中にこの表札を見つけました。

当時喉から手が出るほど情報に飢えていたんですが

実は門をたたくのに結構勇気がいりました。

 

 

が、話を聞いてみると

 

その会では、児童館に音楽療法士作業療法士を呼んで週に1~2回子どもの指導法を教えてもらったり

親同士の情報交換をしたりする活動をしていました。

また専門家(理学療法士、心理士)に個人的に指導を受けるチャンスもあるということでした。

 

思いきって来てよかった〜!

と思いました。

 

さしあたって週1度、そこがやっている児童館の活動に通うことにしました。

9時半から12時までで、まずは皆(10組くらいの子どもと親。それと会の運営者、先生)で丸くなって手遊びや歌、体操。

そして子どもの緊張を和らげてコミュニケーションを取りやすくするためのマッサージなどをしていました。

 

後半は子どもを歩いて10分程の大きい公園に連れて行って体を使って遊ばせるのですが、

 

それがちょっと変わっていて

自分の子どもでなくほかの子どもと

手をつないで歩き、遊ばせるのです。

 

会に通って1ヶ月過ぎた頃、私もよその子の手を取って丸一時間歩いたり遊ばせる機会をもらいました。

 

それがとても意外なくらい大切な経験になりました。

 

これは私がものすごく持っていた境界線感、

新世紀エヴァンゲリオン風に言うとATフィールドが外れていく経験でした。

 

自分が、自分が!と息苦しいほど思い込んで空回りをしていたのですが、そんな自分をメタ認知などできない時期でした。

たまたま出会って門を叩いたことが、別の意味でも扉を開けていくきっかけになりました。

 

悩んでぐるぐる回っていないで、見つけた門を叩いて、中に入っていき新しい何かをつかんでさらに先に進む。

そういう事が必要な時期でした。

それも、その時わかったことではなく、今考えたらという事ですが。

 

 

 

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